1948-07-04 第2回国会 参議院 予算委員会 第41号
又大藏省の予算審議において、一委員より、二十二年度の農村における農業所得査定方に関しいろいろ問題の起つた関係から、大藏省においては二十三年度の農業所得に対する所得税の見積りを内輪に計上せりとの声を聞くが事実如何との質問に対し、政府委員より、農業所得の見積りについても各種の資料から適当に算出したのであつて、特に農業所得に限り内輪に見積るがごときことはありませんとの答弁があり、又二十二年度の所得申告納税制
又大藏省の予算審議において、一委員より、二十二年度の農村における農業所得査定方に関しいろいろ問題の起つた関係から、大藏省においては二十三年度の農業所得に対する所得税の見積りを内輪に計上せりとの声を聞くが事実如何との質問に対し、政府委員より、農業所得の見積りについても各種の資料から適当に算出したのであつて、特に農業所得に限り内輪に見積るがごときことはありませんとの答弁があり、又二十二年度の所得申告納税制
○内藤委員 それでは一つ一つお尋ねしたいと思うのでありますが、私は主として現行の農業所得査定の問題につきまして、若干お尋ねしたいと思うのであります。 まず最初にお尋ねしたいのは、來所得年度における消費さるべき農家の自家消費米は、本所得年度の所得に属せしめず、これを來所得年度の所得に繰越すことというのであります。
第二に、現行の農業所得査定法の建前に、非常に不合理な点があるということを指摘いたしたいのであります。現在の農業所得査定の建前は、有機的一体をなしている結合生産が営まれている農業経営を、田畑別、作物別に分割いたしまして、それぞれの独立の生産経営としてその所得を計算していることになつております。これは大藏省が地方にお配りになりました農業所得をどう計算するかという示達にもはつきりと出ておるのであります。